2007年09月23日

医療認可への道

海外で効果的治療として認定されていても、日本国内でその治療方法に関して、厚生労働省の許可がおりなければ、医療機関で治療を受けることができません。

医療行為として許可されるためには「治験」や患者の同意の上での、「臨床検査」という段階が必要です。

治験とは何か、治験ボランテティアをグーグル検索すると、30,900件ヒットします。先日、バラエティ番組で「高額アルバイト」として「治験」を紹介していました。
苦々しい思いがしました。

私も幼い頃に、沢山の治験を経験しました。

重度のアレルギー体質に加え、空気中のなんらかの物質に反応し、意識不明になることはしばしばでした。心肺停止も数回体験しています。

私の親の何とか娘を生かしたいという切なる思いと、医者の「この子を助けたい」という思いがあったのでしょう。

生まれたばかりの頃から始まった、臨床実験(治験)の日々でした。

私のために、アレルギー乳児でも飲める粉ミルクを作ってもらいました。
私と母は、学会発表のために「除去食によるアレルギー治療の効果」の実験台になりました。
私は、免疫が極めて低く、体内で摂取したビタミンを破壊する体質のため、様々な治験と臨床検査を受けました。

医者の「このままでは20歳まで生きられないかもしれない」という、その一言に押されて母は狂ったように、まだ認可もされていない治療を私に受けさせました。
病院の診察券でトランプができるほででした。

今となっては、それらの治験の何がどう効果があったのかも分かりません。

8歳頃から2年間ほどは、365日、自分の血液から作った血清注射を打っていました。

体中に針を刺しすぎて、これ以上刺す場所がなくなりました。

重度のアレルギーと免疫不全だけでしたが、幼い子が治験を受けることの辛さは良く知っています。

しかしながら、臨床データが集まらなければ、医薬品としても治療としても厚生労働省の認可はおりません。

そして、もっとも患者にとって辛いのは、周囲の病気への認識の薄さや無理解です。

すぐに、病気は治りません。

それでも、少しでも周囲の人からの理解があり、助けがあれば、どんなに心が救われることでしょう。
posted by おたま at 04:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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