2005年03月31日

化学物質過敏症は治る?!D

【食生活について】

化学物質アレルギーや化学物質過敏症は、食事に関してもかなり注意が必要です。

我が家は、私が食品添加物に反応してしまうので、娘がシックスクールになる以前から無添加・減農薬でした。


しかしながら、無農薬野菜といっても現在のところは完全無農薬野菜の入手は限定されています。

「食べるものがない」

これが現実です。

また、化学物質過敏症の治療の一環としての「食事療法」としては、ビタミンやミネラル類を相当量の野菜や果物などをから摂取しなくてはなりません。

試行錯誤した結果、次のようなことがわかってきました。

●栄養補助食品について

・厳密に言えば、サプリメントの製造工程段階の影響や天然素材100%、原材料は食品(カプセルの原材料があるメーカーではとうもろこしでしたが、このカプセルに反応する化学物質過敏症患者がいました)であっても、摂取しても望ましい結果が得られない場合もある。

・北里病院の化学物質過敏症専門医師によれば、それでもサプリメントを摂取することはやむを得ないとしています。

・一方、完全無農薬・無肥料の食品だけを摂取して、後は新陳代謝を上げることだと言う医師もいます。

※我が家の選択は、多くの栄養補助食品メーカーのものを試した結果、某社のサプリメントを摂取しています。
どのような栄養素を摂取する必要があるかについては、個人差があるため我が家のケース=全化学物質過敏症患者にベストとは断言できません。
従って、何を摂取したかは記述を省略します。

参考としては、北里研究所病院の専門医による講演のまとめをブログ記事にしてありますので、トラックバックからご参照ください。

●家庭内での食生活

・無添加食品・無農薬・無肥料野菜というのがベストなのですが、ある専門店ではトマトが1個300円。これではとても口には入りません。
現実的には、比較的安価で信頼がおける会員制の販売店から購入。

※最近の我が家は以前ほど注意しなくとも、一般専門店や販売店のいわゆる「無添加・無農薬」のものでもかなり対応できるようになっています。

下記に幾つかのサイトを紹介します。そのどれもが高価です。
現実的には、よほどの経済力がなければ消費することは難しいと思います。それぞれのサイトを良くご覧になった上で、これらを採用するかどうかはご検討ください。

我が家の場合は、とても経済力が追いつかず、下記の全てを試食したわけではないことを予めご了承ください。

化学物質過敏症患者同士の情報交換により、紹介されたところです。

・無農薬・無肥料農法に取り組んでいる農家も増えてきました。

ナチュラルハーモニーでは、天然菌についてや無添加・無農薬の表示がどこまで信用できるかを紹介しています。

※この会社で紹介している商品は確かに「本物」でしょう。しかしながら、その価格等からして、現実的にはよほどの経済力がない限り、とても消費できません。
また、ここを推奨している医師は、栄養補助食品否定派です。その理由は製造工程の問題、一旦栄養補助食品を摂取し始めると体内で食品を分解して栄養素に変える力がなくなるということからです。

高いけれど「本物」と言われている食品に全てを変えて、自身の免疫力が上がるまで高価な食品を買い続けていけるのなら、食品からの栄養素による体質改善が望ましいでしょう。

マイナス要素を納得した上で、あえて栄養補助食品を我が家では摂取しています。食品だけではとても無理でした。

・有機栽培というのもありますが、この有機栽培については疑問視する声が最近では上がっています。

・有機栽培といっても「完全熟成微生物栽培」ではない限り、発酵段階において有害物質が発生される可能性があることなども指摘されています。

微生物農法(有機栽培)などは有機栽培の望ましい方法の一例です。

・無農薬としてスーパーで陳列されている野菜の多くは、無農薬ではない。
空気中に放散された他の野菜からの化学物質が移ってしまう可能性が高い。

・減農薬野菜の表面に付着している残留農薬を除去する工夫をすること。(野菜が原材料の野菜専用洗剤がある)

・生野菜よりも加熱処理された野菜のほうが危険性が低い。

・卵は昔ながらの飼育をしている卵にすること。

・肉類が一番入手困難でした。最近では、オーガニック肉というのが大手デパートで販売されています。殆どがオーストラリアなどの輸入肉です。

・養殖魚は食べない。(とはいえダイオキシンの問題もあり、現実的には天然魚でも難しい場合もありました)

●外食について

・ファミレスなど明らかにインスタント、冷凍食品、缶詰利用と思われる店には行けない。

※添加物などが入っている食材を使っている店の換気扇の下に行けば、殆どの化学物質過敏症患者は、何かしらの反応を示します。
犬並みに嗅覚が鋭くなるのも、この病気の特徴です。
外食時は、自分の体で確かめるしかありませんでした。

※最近では、若干の添加物なら何とか人様と同席して食事を取ることはできるようになりました。出来れば避けたいのですが、人間関係を優先するとやむを得ない場合もあります。

●学校給食について

幸いなことに、娘の学校では無添加食品・無農薬野菜を使っています。養殖魚や卵にも注意を払っています。学校内にキッチンがあり、全て手作りです。インスタント食品や冷凍食品(保存料や添加物が入っている惣菜関係)は使っていません。

学校給食試食会というのが、毎年行われています。「食育」を学校全体のテーマにしていますので、他校に比べて「給食への配慮」は完璧です。

食物アレルギーがある児童には、それぞれ親が病院の指導に従い「届出」した内容に沿って、可能な限り各児童にあった給食を提供しています。

娘の場合は、化学物質以外の問題はありませんでしたので、特別給食を依頼する必要性がありませんでした。

但し、水道水のカルキとタンク内の錆に反応してしまうので、酸素プラス「バランスディトウォーター+O2」というミネラルウォーターを持参しています。

※ミネラルウオーターに関しては、それぞれ内容物が異なるため各自にあったものを模索するしかありません。娘に合ったのが、たまたまこのミネラルウォーターでした。

学校長の話では、昨年度の新1年生の中にも水道水の内容物に反応してしまう児童が多数いたため、各家庭で水筒に麦茶を入れて持参する子、浄水器を通した水を持参する子、ミネラルウオーターを持参する子など、複数いたそうです。


食事に関しては、環境ホルモンの問題等もあり学校も積極的理解を示しています。

問題は、室内環境です。これも少しずつですが、理解されてきました。

化学物質アレルギーになる子=シックスクール児童とならない子がいるのは、それぞれの体内の化学物質に対応するコップの容量が違うからです。

また、食物アレルギーがかつて「我侭病」と誤解されていたのと同様、化学物質アレルギーや化学物質過敏症は「我侭病」ではありません。
ましてや親の過保護による「神経性」の症状でもありません。

反応する化学物質がそれぞれ異なるケースもあります。

症状や程度もそれぞれ異なります。

化学物質により「自律神経失調症」になることは否めませんが、それには原因があるのです。

この病気を誤解しないでください。
原因が特定できないので、難病認定が難しいのですが、一昨年のデータでは診断が下されているだけでも100万人以上もの化学物質過敏症患者がいます。
この数字は、難病認定されている全ての難病疾患者数とほぼ同じです。

シックハウス症候群や化学物質アレルギー、化学物質過敏症のサイトは複数あります。是非、それらをご覧になってください。



posted by おたま at 02:56| Comment(14) | TrackBack(1) | 健康・シックハウス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。<BR><BR>2人の化学物質過敏症(たぶん!)の子を持つ親です。<BR>このブログを見つけて、きゃー、嬉しい というのが、感想です。<BR><BR>過去の分も全部、読ませていただきました。<BR>学校との交渉の部分では、その気持ちが痛いほどわかります。<BR><BR>現在、下の子は、登校できていません。<BR>教室自体も臭いらしいし、他の子の合成洗剤の臭いがたまらないそうです。<BR>症状としては、アトピー・喘息・花粉症・吐き気・腹痛・虚脱症状などです。<BR><BR><BR>ここは、東京と違って、もっともっと、認識が低いのですよ。<BR>東京から引っ越してきたCSの方が、こんなところじゃ、やっとられん と<BR>東京に 戻っていきました。<BR><BR>なんといっても、子供の登校がこれからの課題です。<BR>いろいろ教えていただけると、嬉しいです。<BR><BR><BR><BR>
Posted by ぴぴ at 2005年04月01日 13:28
こんにちは。お加減いかがでしょうか?あれ?ぴぴさんを発見!やはり、お子さんがcsなんですね。<BR>こちらのサイト、とても参考になります。お肉は、平田牧場のお肉はいかがでしょうか?私は、生活クラブに以前加入していたので購入していました。ネットでも買えます。大変おいしいです。抗生物質は一切与えていないです。病気になったら、さようならしてもらいます。と生産者の方は話していました。<BR>豚肉ならそこが一番と思っています。<BR>
Posted by シナモン at 2005年04月02日 12:30
ぴぴさん。<BR>専門病院が近くにないと、中々CSと診断してもらえないのでしょうね。<BR>診断されても、これといって決定的な治療方法がないというのも現実です。<BR>結局、そばにいる母親が模索するしかない現状です。<BR>娘の主治医に「地方への転地療法」がベストか聞きましたが、「東京都内でも都心の方が問題意識が高いから、生活しやすいよ」と言われました。大変でしょうが、頑張ってください。何かあったらメルアドを表示してありますので、そちらにメールいただけますか?お待ちしております。
Posted by おたま at 2005年04月03日 03:05
シナモンさん。情報ありがとうございます。調べてみます。
Posted by おたま at 2005年04月03日 03:06
tokumeiさん。ご指摘のサイトの私の回答は、管理者へ削除依頼しました。その他の点に関しては、メルアドを掲載しておりますので、そちらにメールしてくださいますか?ここでの議論は避けたいと思います。<BR>なお、化学物質過敏症と断定した書き方はしていないと思いますが、そのように受け取られたのであれば、今後、私自身が文章を記述するときに、注意したいと思います。<BR><BR>
Posted by おたま at 2005年04月03日 06:25
gooサイトの件は、了解しました。<BR>ただし、sponta氏の以前のブログと同じように、コメントを消されてしまったのは残念です。<BR>sponta氏は教えてgooでの回答を、質問者の方の内容も一部含めてブログに掲載されておりましたし、ご自分が執筆される本の一部になさるかのような表記も、されておりました。私がお聞きしたかったのは、そういった諸々の事柄を含め「どうお考えなのですか」という事で、消して頂ければそれでOK,というつもりではありませんでした。gooの規約では、転載そのものはOKとなっておりますし。ですが、メール内容の転載も行っておられるようなので、申し訳ありませんが、メールでお聞きするつもりはありません。<BR>ウィルスにやられているという相談もされていたようなので、尚更です。<BR>では、失礼致しました。
Posted by tokumei at 2005年04月05日 06:42
tokumeiさんへ。この場で、回答するとことは不適切だと思いっています。このコメントが利用されないからです。でも、あえてお答えします。spontaがブログを今閉じているのは、それなりに理由があるからです。けして、後ろ向きな理由ではありません。なお、ご心配の「執筆される本の一部になさるかのような表記」に関しては、本人の願望の範囲を超えていません。また、そのような働きかけもしておりません。万一、執筆するような宝くじにあたったようなチャンスがあったとしても、個人に関する記述は「個人情報保護法」により、不適格であると思われますので、当然、本にすることもありません。また、今後も記述することはありません。sontaが閉じているブログ記事のキャッシュを利用して、第三者がどこかへ公開することは2次使用となり、結果的に公開した方が「個人情報漏洩保護法」に反していると思っております。
Posted by おたま at 2005年04月05日 18:17
tokumeiさんへ。続き。sponta通信のキャッシュを利用するだけではなく、想像によりその記事に誤解を招くような誘導活動に関しては、誠に遺憾に思っています。なお、これ以上、この件に関してコメントを記述することは、結果として私にとっても不本意なことに利用されることはわかっておりますので、これで終わりにさせて頂きます。<BR>
Posted by おたま at 2005年04月05日 18:21
tokumeiさんへ。<BR>言いそびれました。「ただし、sponta氏の以前のブログと同じように、コメントを消されてしまったのは残念です」という点にお答えします。<BR><BR>ブログ主としては、tokumeiさんがやむを得ず私のコメント欄にコメントなさった思いは理解できます。<BR>しかしながら、であれば、私のPCはウィルスにかかっていませんので、私のところへメールしてくださっても良かったのではと思っております。ですから、貴方へのコメントを「夫か私」から「私」に書き換えたのです。ご了承ください。<BR><BR>コメントを削除する権限をブログ主には与えられています。それを使うかどうかはブログ主の判断だと思っています。基本的には私はどんなコメントでも削除しません。今回が初めてです。このブログに関するコメントではなかったからです。ご了承ください。<BR>申し訳ありませんでした。<BR><BR><BR>
Posted by おたま at 2005年04月05日 18:49
tokumeiさんへ。<BR>日本語の記述誤りでした。<BR><BR>「このコメントが利用されないからです」<BR><BR> ↓<BR>「このコメントが利用されかねないからです」<BR><BR>こういうことにも、気をつけないとそちら様にとっては不愉快だと思いましたので、訂正します。<BR><BR>コメントを削除して書き直すこともできますが、話が前後してしまうので、ここで訂正します。<BR><BR>このコメント欄はこういうことを書く場ではないと思っていますので、これ以上、こういったことに活用するのは避けたいと思います。<BR>宜しくお願いします。<BR>
Posted by おたま at 2005年04月05日 20:38
初めまして。<BR><BR>私、北海道で楽器店に勤めているモノなのですが<BR>お客様より、化学物質アレルギーのお子さんのためのソプラノリコーダーを<BR>探してほしいと、ご依頼を承りました。<BR>メーカーなどに問い合わせましたがわからず、<BR>インターネットで検索していたところ、こちらのブログを見つけました。<BR><BR>知識も、経験も無いことなのでもしかしたらすごく無責任な質問で<BR>お気を悪くされたらすみません。<BR><BR>もし差し使い無ければお子さんはどのようなリコーダーをお使いなのか<BR>教えていただけますか?<BR>
Posted by にゃおこ at 2005年04月19日 16:14
にゃおこさま。<BR><BR>楽器まで反応してしまうのですね。大変ですね。娘はその手は大丈夫でした。学校指定のものでOKです。恐らくプラスチックに反応するのでしょうね。リコーダではありませんが、筆箱やペンケース。かばん、靴などのゴム製品やプラスチック製品の匂いは頭痛をおこします。<BR>布製でも染料によってはだめでした。楽器というお話は初めて耳にしました。化学物質支援センターほか、化学物質過敏症の子供たちの親のサイトなどありますので、ちょっと聞いてみましょうね。別途、メールします。すぐにお役に立てないでごめんなさい。もう少しお待ちください。こういう問題は慎重すぎるくらいでちょうど良いですから。<BR>
Posted by おたま at 2005年04月19日 18:36
化学物質過敏症は治る!と名言しているので驚きでした。<BR>私も化学物質過敏症です。過敏症の嗅覚で危機管理しながら、運動で解毒しています。運動できる人は まだ楽な部類なんでしょうね。<BR>いろんな患者のサイトを見ていて、見ているだけでも辛くなります。<BR><BR>過敏症の方のサイトを集めたいと思っています。リンクを貼りたいのですが、よろしいでしょうか?<BR>
Posted by 浅香実津夫 at 2005年04月22日 18:47
浅香実津夫さん。コメントありがとうございます。メールを送ります。委細はそちらで書きます。
Posted by おたま at 2005年04月26日 01:19
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/118952527
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

シックハウス症候群の効果的な治療について
Excerpt: ※H17.4.7現在 旧稿に記述してあった参照サイトが消滅していました。一部、変更します。また、化学物質アレルギーと化学物質過敏症との違いについては、「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」の ニュ..
Weblog: 猛母参戦!?"One for All , All for One!!"
Tracked: 2009-05-28 03:22
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。