2005年02月14日

化学物質過敏症は治る?!C

「環境改善」

娘が化学物質アレルギーになってから行ったことを順を追って記載します。

T.学校生活の改善

@携帯用空気清浄機の着用

・夫がタバコアレルギーだったため、既に使用していたものを試しに娘に着用させたところ、かなりの効果がありました。

これはアメリカ製でワインというところから出しているものです。価格は19,800円(定価)です。

・コロナプラズマ方式ですが、喘息など呼吸器系の疾患がある人は医者に相談を要します。

・化学物質の除去効果に関するデータはありませんが、アメリカの行政機関でも採用になったものです。

・但し、これは保証期間が半年であること。故障しても修理不可であることをご承知ください。一家3人で使用していますが、満足しています。

・現在はどこかへ行くときは、一家全員必ず着用しています。

A北里研究所病院推奨の化学物質過敏症対応マスクを着用。

・クラレというところから出している「CS-5」キーメイトマスクがお勧めです。使い捨てですので、マスクに化学物質が付着しても安心です。

・市販のマスクは、既に薬局で何らかの化学物質が付着しているため、化学物質アレルギーや化学物質過敏症の人には使えません。1枚あたり200円以下です。
花粉症にも効果絶大です。

・現在は、サイクリングなどに行くときも、必ず着用しています。
但し、夏場は暑苦しいのが難点です。

・昨年の9月から学校内では常に使用するようになり、劇的に娘の症状が改善されました。空気清浄機+化学物質過敏症対応マスク。これが一番効果大です。

B学校長との話し合い。

・特別教室を含めた教室内の換気の徹底。(区に要望して、全室に換気扇を設置してもらいました)

・校内清掃のためのワックスかけや清掃業者への協力依頼。

・図工教材の事前連絡と代案の提供と指導上の協力依頼。

揮発性化学物質を使用する授業が結構あるものです。代案品を親が全て調べて、他児童と同じものが作れるようにしています。

ニスやボンドなどを使用するときは、娘だけは教室で担任と代案品で作品を完成させています。どうしても、それらの化学物質を使用せざるを得ない場合は、担任が娘がどう仕上げたいのかを聞き、娘に代わって図工室で作品を仕上げます。

他児童が完成させた作品は、完全に化学物質が揮発するまでは、教室内に持ち込まないようにしてもらっています。

・養護教員との話し合い。

保健室にも薬品が置いてあるので、空気清浄機をつけてもらいました。娘が保健室にいる間は、特に換気に注意してもらっています。
また、クーラーもつけてもらいました。暑い時期になると新陳代謝が悪くなり、頭痛や嘔吐を起こすので、25度の適温に夏場はしてもらい、娘の学校内の避難場所にしてもらいました。

仕事を持つ親にとっては、すぐに迎えにいけないこともあります。また、少し保健室で休むことで、娘の症状も軽減するときもあります。

これらの備品の要請を区に依頼し、対応してもらいました。

・担任とのコミュニケーションをしっかりする。

結局、授業中に娘の体調変化を一番先に見つけられるのは、担任です。いかに担任にこの病気を知ってもらうか、これが一番大切です。

また、クラスメイトの理解や協力を得るためにも、担任との良い関係作りは必須です。

でも、他のシックスクール児童の保護者からは、これがもっとも難しいと聞きます。

U.家庭環境の改善

@洗濯洗剤を使わない。

このブログの「健康・シックハウス」のカテゴリーに代用品を幾つか紹介しています。ご参照ください。

A日用品雑貨から化学物質の徹底排除。

調べてみると、天然成分と書いてあってもかなりの化学物質が入っていました。
詳しい情報は、メーカーに直接問い合わせるのが一番確かです。
そのときは「娘が化学物質過敏症です。購入するにあたり、事前に大丈夫かどうか調べたいので、教えてください」言えば、詳細なデータが提供されます。
メーカーとしても、使ってみてからクレームになるよりは、ずっと良いという姿勢です。

@同様、このブログの「健康・シックハウス」のカテゴリーに代用品を幾つか紹介しています。ご参照ください。

B食品添加物の徹底除去。

これは以前から行っていたのですが、製造工程に渡るまで調べました。

C野菜・肉・魚などからのケミカルフリーの徹底。

D家庭菜園もケミカルフリーで行う。

ガーデニングブームも化学物質アレルギーや化学物質過敏症の発症原因となっています。

E自宅周辺の建築現場への事情説明。

私が隣の建築現場で使われていたもので、重症な化学物質過敏症になり約3ヶ月間、顔が腫れ上がり外出できなくなりました。

建築現場から100m以内であれば、工事終了後も含めて窓を開けたり、洗濯物を外に干さない工夫も必要でした。

また、工事責任者に連絡を取り、「化学物質過敏症の患者がいるので、何らかの化学物質を使用する。あるいは、化学物質が入っていないと思われる工事であっても、風に乗って放散する可能性がある工事の場合は、事前に使用建材と工事内容を知らせること」という念書を取り付けておくべきです。

F周囲への化学物質アレルギーや化学物質過敏症の周知の徹底。

これがもっとも困難を極めました。まだまだ、この病気への理解は浅いです。
理解不足や情報不足により、娘がどれだけクラスメイトから苛められたことでしょう。
クラスメイトだけではなく、その親からも理解を得ることが難しい。これが現状です。

今後は、この課題がもっとも重要であると思っています。


自分は絶対に被害者にならない。

いいえ、そんな保証は一切ありません。

自分は絶対加害者にならない。

いいえ、そんな保証も一切ありません。

いま、貴方が手にした化粧品、消臭剤、漂白剤、清掃用品、食器用洗剤、洗濯石鹸にも化学物質がたっぷりはいっているかもしれません。

美容院に行ったり、自分でヘアダイしても、パーマ液やヘアダイ液で化学物質アレルギーになり、挙句の果てには化学物質過敏症になることもあります。

今、口にしたそのレトルト食品が、カップラーメンに含まれている化学物質が、いつの間にか体内に蓄積されて、ある日突然化学物質アレルギーになることもあります。

この病気の恐ろしさは、その発症する可能性が、凶悪犯人にある日突然刃物を突きつけられる可能性よりもずっと高いということです。何たって、日常のそこかしこに化学物質が溢れているのですから....。

次回は体質改善のために何をしたかを記載したいと思います。


posted by おたま at 00:19| Comment(9) | TrackBack(2) | 健康・シックハウス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!<BR>おひさです。<BR><BR>ううむ・・・誰にでも起こりうる事なんですね。<BR>これは真剣に考えなくてはいけませんね。<BR>実はおいらはシャンプーが苦手というかメーカーによっては頭皮があれたりします。<BR>短髪のスポーツ刈りなんで目立ちます。<BR>ちゃんと成分を見ないといけないようですね。
Posted by good at 2005年02月14日 01:33
goodさん。<BR>お久しぶりです。<BR>メーカーによってかぶれるというのは、恐らくそのシャンプーに含まれている化学物質のどれかがダメなのですよ。<BR><BR>ダメだったシャンプーの成分と、大丈夫だったシャンプーの成分と比較すると良いですよ。
Posted by おたま at 2005年02月14日 03:28
はじめまして。きたのつづみと申します。<BR>わたしも、わたしの三人の子供もプチCSですので、記事を興味深く拝見いたしました。<BR>時々おじゃましたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
Posted by きたのつづみ at 2005年02月16日 20:38
きたのつづみさん。コメントありがとうございます。そちらのブログにも行ってきました。<BR>この病気は周囲の理解と協力が必要です。成長と共に、学校との係わりでもきっとご苦労なさるでしょうね。そのときは、どうぞ下のアドレスにメールでもください。何時でもご相談にのります。<BR>
Posted by おたま at 2005年02月18日 12:42
おたまさん、ありがとうございます。<BR>実は次女が今年の4月に小学校へ入学するものですから、今日、学校へ行ってきたんです。「なんでうちの学校に来るの?」みたいな教頭先生の話し振りに、ちょっとムッとするところもあったけれど、我慢してあくまでも和やかに話をしてきました。<BR>もっとCSが周囲に認知されるといいんですけど・・・。ちょっと愚痴になりました。<BR>ブログの方、来ていただいて本当にありがとうございました。<BR><BR><BR>
Posted by きたのつづみ at 2005年02月18日 16:23
初めまして!きたのつづみさんの所から飛んでまいりました。<BR>わたしもCSです。<BR>お子さんのCSのために、周囲の方と戦っていらっしゃいますね。<BR>力強いです。<BR>
Posted by シナモン at 2005年02月21日 15:12
きたのつづみさん。最初が肝心です。お子様がいじめなどに合わないように、きちんと担任と良く話し合ってくださいね。周囲の理解が一番大切です。何かあったら何時でもメールください。<BR><BR>シナモンさん。コメントありがとうございます。私も今体調が悪くて、中々外にでることもできません。家の中にいても、この時期は辛いです。お互い、じっくり取り組みましょうね。
Posted by おたま at 2005年02月23日 18:34
おたまさん。今日、ライブドアのニュースを自分のブログでトラックバック<BR>して、おたまさんにコメントいただいたspeedy_but_steadilyです。<BR>コメント有り難う御座いました。<BR><BR>こちらのブログを拝見して、本当に子供達にとって大切なのが、対策で何<BR>とかなることよりも、根本的な理由、学校の体制に働きかけないといけな<BR>いということがよく分かりました。よく肝に銘じて置くことします。<BR><BR>実は子供が、首や顔などに湿疹が出て痒がるので皮膚科に連れて行き<BR>ましたところ、薦められた天然石鹸を使ったら治まってきました。その皮膚<BR>科によると「赤ちゃん石鹸」と謳う(ボトルに表示)ためには、一定の殺菌剤<BR>を入れる必要があり、赤ちゃんにはその殺菌剤の刺激は強すぎると。<BR><BR>こちらも何かキナ臭い感じがしますね。
Posted by speedy_but_stead at 2005年03月10日 14:06
speedy_but_steadさん。皮膚科の薬も結構シビアなんですよ。所詮は、医薬品は化学物質が入っているでしょう。天然石鹸でも、十分注意してくださいね。1%未満の化学物質は表示しなくて良いことになっています。私も天然成分100%という化粧水を使用してから、半年経過してから顔がはれ上がったことがあります。良く様子を見てあげてくださいね。
Posted by おたま at 2005年03月15日 14:39
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